宝石の石だけを売りたいとき、どこに売れば良いかは分かりにくく、買取り先を探すのに時間を無駄にしがちです。
宝石をルース(=石)のみでも買取りしてくれるところは確かにありますが、お店も限られネットで調べてもいくつかの候補の中でどこがいいか分からないと悩んでしまいやすいはず。
ここでは、高値が狙えるところや全国的に店舗のあるところなどを含め、初めてルースを売るときに選ぶのにおすすめな買取り先を4つ紹介したいと思います。
また、その中からどのように選べばいいかや買取り時に気をつけるポイントなども解説するので参考にしてください。
◇ 宝飾品の専門買取り先 ◇
いきなりではありますが、オススメな買取り先をお伝えしたいと思います。
まずは全国的に店舗の多いところを1つ。
大黒屋は全国に200以上の店舗があり、オレンジ色の看板が目印の買取り店です。
宝石以外にもブランド品や家電などさまざまなものを買取り対象としています。
全国的に店舗を展開していますが、県によっては大黒屋のお店がないところもあるので、あなたの地域にあるかどうか確認してみるといいです。
実際にお店の人と話をしたい場合や、お店の近くに寄る予定があるならぜひ宝石を持って行ってみてください。
なお、大黒屋ではそのほかに出張買取や宅配買取の取扱いもあります。
自宅から少し離れた場所に店舗がある場合はこれらの利用を考えてみるといいでしょう。
宝石に非常にくわしく都会を中心に出店している宝石買取り店は、買取り価格も高くなる傾向があります。
このため、そのような買取り先を選べば高値が期待できますよ。
ここではルースを買い取ってくれる買取り先の中で、私が高値が期待できると感じたところを3件、ランキング形式でお伝えします。
【金・プラチナ・宝石・ダイヤモンド・ブランドジュエリーの専門買取】
おすすめポイント!
・宝石と貴金属の買取りに特化しているから、高価買取りが期待できる!
リファスタは宝石やアクセサリーに使われる貴金属の買取りを中心に行っている、いわば宝石買取りの専門店。
サイトには宝石買取りについて多くの情報が紹介されていて、宝石に対する知識の量と査定のレベルの高さがうかがえます。
東京の池袋に店舗を持ち、宝石に特化しているため買取り後の流通先も多いそうで宝石全般に対して非常に高値が狙える買取り先だと思います。
宅配買取で送った宝石をすべてキャンセルの場合だけ「返送料」が有料となるので、事前に「メール査定」のサービスを利用しておおよその査定金額をチェックしておくと安心です。
おすすめポイント!
・初めて宝石を売る方でもかんたんな申し込み方法!
宅配買取や出張買取などの買取り方法を初めて利用したい場合、どうすればいいのか不安もあると思います。
バイセルのサイトはシンプルなので操作もかんたんで、分からないことはすぐに電話やメールでも聞くことができるので安心。
また、バイセルは国内に買取店舗があるので、お店で売りたい場合は場所を確認してみるといいでしょう。
宅配買取でのキャンセル時の「返送料」は有料となるので、そこだけは注意しておいてください。
おすすめポイント!
・ブランド品の宝石に特に高価買取りが期待できる!
ブランドリバリューは、その名のとおりブランド品の買取りを得意としています。
ルースの状態の石であってもブランド品から外れた物で台座もそのまま持っている場合、ほかよりも高値で買い取ってもらえる可能性が高いと思います。
気になる査定料、キャンセル料などがすべて無料なのもうれしいポイントです。
店舗が東京と名古屋にあるため、都合が合えば立ち寄るのもいいでしょう。
上に挙げた3つの中からあなたの宝石に合ったところを選ぶことで、高値で買い取ってもらえる可能性が高まります。
また、ルースの宝石に限らず、宝石は買取り先によっては買取りがOKであったり不可であったりと異なる場合もあります。
どこかで断られてしまった宝石であっても、別の買取り先にも頼んでみると査定金額がつくこともあるので複数の買取業者の査定士に直接見てもらうことが大切です。
宝石やルース(石のみ)の買取りについて、分からないことがあると買取りに出すのにも心配になってしまいますよね。
ここではルースの買取りについてのよくある疑問について調べてみた結果をお伝えします。
小さなルースであっても、基本的には買取り価格はつくことがあります。
ただし、どんな宝石の種類でもとはいえないのが難しいところ。
宝石は同じ大きさでも種類によって価格がまったく異なることも多いので、簡単に言い切ってしまうことができないんです。
そんな中で、ダイヤモンドはほかの宝石のまわりを飾るのに使われやすいので、非常に値段がつきやすいです。
ダイヤを売るときには小さな石の部分にも1個づつ値段がついているかどうか確認することで、しっかりした買取業者か見極めることもできますよ。
ルースの状態で傷やヒビのある石の場合、状態のよいものよりも値段が下がる場合や値段がつかない場合があります。
ですが、宝石の状態については知識を持った人が見ないと分からないことが多いので、どんなものでも一度査定をしてもらうのがいいでしょう。
ちなみにエメラルドは、もとから宝石内に傷やヒビのあるものが多いのでそれほど気にしなくてもOK。
ほかの宝石であっても、大きな石は研磨すればまわりの傷は気にならなくなる場合もあります。
身の回りの買取り店でルースを取り扱うところが見つからず、困ってしまったことはないでしょうか。
実際のところ、ルースの状態でも宝石を買い取ってくれる買取店舗を全国展開しているところは少ないです。
多くの買取り店では買い取ったアクセサリーにできるだけ手を加えずにそのまま売りたいと思っているので、ルースの状態の流通先を持っていないところもけっこうあるようです。
そのような買取業者は、品質のよいルースであっても高値で買い取ることができないという事情もあります。
宝石を売るときには、ルースだけに限らずどんなものでも宝石自体の善し悪しを判別できる査定士に見てもらうことが大切です。
宝石の鑑定書や鑑別書があったとしても、最終的な宝石の価値はその宝石が持つ品質がすべて。
鑑定書などがないと買い取れないような買取業者は、宝石の査定力が高くないのは宝石に詳しくなくてもなんとなく分かるのではないでしょうか。
とはいえ、宝石を査定するのは非常に高度な知識と観察力、そして技術が必要になるので、レベルの高い査定士をかかえる買取り先は多くないのが現状です。
アクセサリーを買い取ると書かれているのに、宝石を売ろうとしたときに土台の金属だけ買い取られて宝石を返却されるような買取り先もあるのはそのためともいえます。
このため、宝石の買取りを専門としたところや宝石自体の買取りに力を入れている買取業者を選んで査定をしてもらうことが大切です。
宝石のルース(石のみ)を売りたい場合は、上に挙げた買取り先に査定を依頼し、納得できる価格の場合に買取りをお願いするようにしてください。