宝石を買い取ってもらうには、売りたい宝石以外に何を準備しなければならないか知っていますか?
まず、あなたの「身分証明書」は必須です。
未成年の場合は「同意書」、あなた以外の所有物を売る場合は「委任状」、宝石についてきた「鑑定書」や「鑑別書」が必要な場合もあります。
そのほかにも、宝石の「保証書」や購入したときについてきた「箱」があったほうが良く、銀行振り込みでの支払いを希望の場合は「銀行口座の番号」も知らせる必要があります。
ここでは、これらの宝石買取りで準備しておく1つ1つについて解説していきたいと思います。
◇ 宝飾品の専門買取り先 ◇
宝石を売るときには、さきほども述べたとおり準備しておくべきものが多くあります。
順番に見ていきましょう。
宝石だけでなく、買取業者にモノを売るときにはあなたの身分証明書の提示が必要になります。
これは、売られる品が万が一窃盗などの犯罪に関わっていた場合に警察が後から捜査を行えるように、すべての人に義務づけられています。
宝石買取りの身分証明書になるものは買取り先ごとに若干異なりますが、運転免許証・保険証・パスポートが対象となっている場合が多いです。
そのほかにも、住基カードや住民票(写しの原本)などを身分証明書として取り扱っているところもあります。
その中でとくに注意してほしいのが、マイナンバーカード(個人番号カード)。
マイナンバーカードも買取のときの身分証明書として使える場合が増えてきています。
この裏面に書かれているは12ケタの数字の個人番号の部分は、法律によって買取業者は取得できないことになっています。
買取業者は個人番号は不要でほかの部分の情報を確認するそうですが、お店や出張買取では番号を隠して見せることがむずかしいかもしれません。
個人番号はほかの身分証明書とくらべてあなたの多くの情報とつながっているため、できるならマイナンバーカード以外を提示したほうが安全だと思います。
また、マイナンバーの「通知カード」は身分証明書としては使えません。
身分証明書は、宅配買取の場合にはあなた自身でコピーを取り売りたいものといっしょに送るか、スマホなどで写真を撮りデータを買取先に送る必要があります。
あなたが未成年の場合、同意書を親などの保護者に書いてもらい、買取りの際に見せることで宝石を買い取ってもらうことができる場合があります。
対象となる年齢は高校卒業後や20歳未満の場合など買取り先によってさまざまなので、一度買取り先に確認してみてください。
あなた自身ではなく、家族の人が持っているものを頼まれてあなたが売るには委任状が必要な場合があります。
委任状は、売りたいモノの所有者の直筆で書いてもらわなくてはなりません。
買取り先によって、委任状の書き方だけでなく、委任状が必要になる年齢や買取り金額などが異なるので、買取り依頼先に電話やメールで先に確認しておくのがよいです。
宝石の鑑定書や鑑別書は、宝石を買ったときにお店からもらうことのあるものです。
上はダイヤモンドの鑑定書の例ですが、二つ折りになって黒いカバーに入っていました。
中身はこのようになっており、宝石の写真と品質の詳細について書かれています。
これらは必ず宝石に付いてくるわけではありませんが、買取業者によっては鑑定書や鑑別書がないと買取りが不可の場合もあるので要注意です。
もしこれらのない場合に買取りがOKなところでも、あったほうがより正確に、素早く査定ができるようです。
店舗での買取りで時間がかかる場合、査定結果は後日連絡になる場合もあるので、できるだけいっしょに査定してもらうようにしてください。
宝石を買ったときについてきた保証書や宝石の入っていた箱は、できるだけいっしょに査定に出すほうがいいです。
もし無いと、買取りの際にないと買取価格が下がってしまう場合も。
特にブランド品のアクセサリーは付属品がそろっているかどうかが査定額への影響が大きいことが多いので、しっかり探しておきましょう。
宅配買取では、多くの場合買取金額の振込先となる銀行口座を伝える必要があります。
発送する荷物に同封する必要書類に、銀行名や口座番号などを記入する場所があるので忘れないようにしてください。
また、そのほかの買取方法でも銀行振り込みを選択できる場合、買取り先に伝えなくてはいけません。
宝石を宅配買取で売る場合には、上に挙げたもの以外にも宝石を送るために必要になるものもあります。
ですが、多くの買取り先では、宅配買取の申し込みと同時に「買取キット」として先にあなたの家に一式を送ってもらえます。
売りたい宝石を入れる段ボール箱や買取りに記入する用紙は買取キットのセットとなっているので心配はいらないでしょう。
あなたが宝石を売る際に準備するものをはっきりさせることができたでしょうか?
買取り先によってはここで説明した内容とは異なる場合があるので、買取りを頼む前に直接確認しておくと安心です。
忘れ物がないように、しっかりチェックしてから宝石の買取りを依頼してください。